○新たな会員名簿流出判明 JR西、最悪43万人か

 高齢者向け運賃割引サービス「JR西日本ジパング倶楽部」の会員約12万7000人分の名簿が
社外流出した問題で、JR西日本は14日、新たに604人分の流出を確認したと発表した。
 604人を含む1360人分の名簿を関東の金融関連会社が株購入の電話勧誘に使っていた。JR
西が名簿を回収、604人分が昨年末に発覚した約12万7000人分に含まれていなかったため、
新たな流出があったと判断した。
 同倶楽部の会員は2003年8月時点で約43万7000人。新たな流出の規模は不明だが、JR西
は最悪の場合、全員分が流出した恐れもあるとみている。名簿を管理するコンピューターはインター
ネットに接続しておらず、社内から持ち出された可能性が強いとみて今月7日、大阪府警に被害届
を提出した。会員全員に文書で謝罪するという。

○指導添乗中に居眠り JR西の運転士

 JR西日本岡山支社は23日、津山線の急行列車に若手運転士の指導のため添乗していた男性の運転士(28)が、運転席の隣で数分間居眠りをしていたと発表した。
 同社によると、指導運転士は今月2日、20代の運転士が乗務する岡山発津山行き急行に指導役として添乗。午前10時10分ごろ、急行が弓削駅(岡山県久米南町)を出発後、次の停車駅到着までの9分間のうち数分、助士席で居眠りをした。
 急行の運転士は電車に加え、ディーゼル車なども運転可能な免許の試験に合格、2日前に免許証が交付されたばかり。指導運転士が教育のために付き添っていた。

○ATSまた入れ忘れ JR和歌山線、2キロ走行

JR西日本は27日、奈良県五条市の和歌山線北宇智駅で同日、高田発和歌山行き普通電車の運転士が
発車時に列車自動停止装置(ATS)のスイッチを入れ忘れ、約2・5キロ走行したと発表した。

同じミスは23日にも同駅で発生。運転士は別だが同じ王寺鉄道部の所属で、前回のミスは知っていたが、
うっかりしていたという。

同駅はスイッチバック式で運転方向が2度変わり、以前は運転台を入れ替えずにバックしていたが、
18日から運転台を2回入れ替える方式に変えたばかりだった。両運転士とも2度目の入れ替えで入力を失念した。

○鉄道トラブル:特急しらさぎ7号、車内電源切れ 敦賀駅で運休 /福井

 27日午後1時半ごろ、福井県敦賀市鉄輪町1のJR北陸線敦賀駅構内で、停車中だった名古屋発
富山行き特急「しらさぎ7号」(8両編成)の車内電源が突然切れた。列車は同駅で運休し、乗客約
350人は後続の特急「サンダーバード21号」に乗り換えた。影響で、同特急も約10分遅れで運行し、
乗客計約800人に影響が出た。電気系統のトラブルとみられ、JR西日本で故障原因を調査している。

○JR木次線:出雲横田―備後落合間、30日再開 /島根

 JR西日本米子支社は27日、木次線出雲横田―備後落合間の列車運転を30日から再開すると
発表した。同区間は記録的な降雪で雪崩などの危険があったため、昨年12月22日から列車の
運転を見合わせていた。

○「しだれ桜」と「ソメイヨシノ」取り違う JR西の開花情報

 JR西日本が報道機関各社に提供した桜の開花情報のうち、実際は「つぼみ」の京都・知恩院が
「満開」と誤って公表されるトラブルがあった。
 知恩院の担当者が満開の「しだれ桜」とつぼみ状態の「ソメイヨシノ」を勘違いしてデータ入力した
のが原因。知恩院は新聞の読者らからの問い合わせに「しだれ桜が満開と説明し、納得してもら
っている」といい、特に苦情はないという。
 トラブルがあったのは、29日付で知恩院が満開と、30日付ではつぼみと掲載した両日の開花
情報。JR西が毎日午前中に各名所からデータ入力してもらい集計し、午後に同社のホームページ
で情報を更新するとともに、報道機関に情報配信している。
 知恩院では、ソメイヨシノ系の桜を標準木としてJR西に開花情報を送信。しかし、29日は本来の
担当者が不在で、別の担当者が満開のしだれ桜(方丈庭園と友禅庭園)を元に情報を入力したという。

○コンクリ片15キロ落下 JR湖西線高架橋

 7日午前10時55分ごろ、滋賀県高島市今津町弘川のJR湖西線高架橋下の地面に、コンクリート
片が落ちているのを住民が見つけ、JR西日本湖西保線管理室に連絡した。
 同社によると、コンクリート片は長さ約60センチ、重さ14・6キロで、高さ5・4メートルの高架橋の
接合部から落下していた。けが人はなく、運行にも影響はなかった。
 同社が原因を調べている。現場の前後各400メートルの接合部には異常がなかった、という。

○落下:高架下にモルタル片、けが人なし−−天王寺区・JR鶴橋駅 /大阪

 6日午前9時20分ごろ、大阪市天王寺区のJR鶴橋駅の高架下にある店舗の女性店員から「5日夜
にコンクリート片が落ちてきて店の室外機のパイプが壊れた」と、JR西日本お客様センターに連絡が
あった。同社の施設係員が確認したところ、高架橋の外壁補修用のモルタル片5個(総重量4・5キロ)
が落ちており、外壁が縦16センチ、横56センチにわたってはがれていた。落下場所は歩行者用の通
路ではなく、けが人はなかった。

○▽JR西日本広島支社管内で  4月に発生した主な列車の遅れ

 (同支社調べ)=かっこ内は影響人員
 3日午後1時55分ごろ、廿日市市の宮島口駅で、人身事故(約4500人)
 6日午前6時45分ごろ、三原市の三原駅で、運転席の表示灯が点灯したため列車が発車できず(約100人)
 同午前7時半ごろ、廿日市市の踏切で、警報装置がいたずらで作動(約5500人)
 7日午後1時25分ごろ、広島市安佐南区の古市橋駅で、列車が故障のため発車できず(約900人)
 8日午前6時10分ごろ、南区の広島駅で、列車に不具合が出て別の車両と交換(約300人)
 10日午前8時半ごろ、安佐南区の古市橋駅で、構内の信号が故障して列車が発車できず(約2500人)
 11日 大雨の影響で各線のダイヤが混乱。東区の芸備線では線路下の地盤が陥没(約1万7700人)
 12日午前7時ごろ、南区の踏切で、遮断棹が折られているのを通行人が発見。安芸区の瀬野駅で貨物列車から異常音(約1万2000人)

○快速電車で故障ランプ JR園部駅 電気系統トラブルか

 18日午前7時ごろ、京都府南丹市園部町小山東町のJR嵯峨野線園部駅で、停車中の京都行き
快速電車の故障を示すランプが点灯した。JR西日本は、この電車の運転を見合わせ、約1000人
に影響が出た。同社は、電気系統のトラブルとみて原因を調べている。

○JR西の日勤教育、過密ダイヤ… 実態、他社と同じ 捜査本部

兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、尼崎東署捜査本部が、JR東日本や関西私鉄各社などから運転士教育の懲罰性や、
ダイヤ編成の過密さについて任意で聴取した結果、JR西日本の実態と明確な差異がなかったことが十九日、分かった。
これまで日勤教育や過密ダイヤが運転士の焦りを招き、事故を引き起こした要因として指摘されてきたが、
事故との因果関係を立証するのは困難との見方も出ている。
捜査本部は会社側の管理責任について慎重に調べを進めている。
捜査本部は、JR西と他社の実態を比較した結果、他社にも運転ミスに対するペナルティーとして乗務を外して
繰り返しリポートを書かせるなどの運転士教育をしているケースがあり、
懲罰性についてJR西と明らかな差はみられないことが分かった。
また、過密とされたダイヤ編成についても、福知山線以上に運行本数が多い路線はJR東などにあるが、
多数の死傷者を出す事故は発生していない▽JR西がダイヤを厳守するよう運転士に与えた重圧は
他社に比べて突出していない−などを確認した。

○ブレーキホースが期限切れ JR西、電車41両分

 JR西日本労働組合(西労)は22日、尼崎脱線事故を起こした電車と同型の「207系」41両で、
空気ブレーキのホースが使用期限を1−2カ月過ぎたまま使われていたことを明らかにした。会
社側も管理がずさんだったことを認め「今後は定期的に交換する」と約束したという。
 西労によると、ホースはゴム製で、破損すると非常ブレーキがかかる。使用期限は8年で、昨年
12月時点で27両分、今年1月時点で14両分が期限切れだったという。

○反対側見張り、回送列車接近=100メートル前で警笛、退避−JR西作業員・草津

 JR東海道線草津駅の構内で今月、ポイント点検中のJR西日本の作業員が列車ダイヤの確認ミス
から見張る方向を間違え、回送列車が来るのに気付かず、警笛を聞いて慌てて退避するトラブルの
あったことが22日分かった。退避した時は列車とは約100メートルしか離れていなかったという。
 JR西日本は「ダイヤをしっかり確認するよう周知した」と話している。

○鉄道トラブル:厚狭駅で新幹線オーバーラン−−山陽小野田 /山口

 21日午後2時10分ごろ、山陽小野田市厚狭の山陽新幹線厚狭駅で、上り線ホームに入ってきた
博多発広島行き「こだま722号」が停止位置を約40メートル行き過ぎたところで停車した。停車位置
がホーム内だったため、指定の位置に戻さず、そのまま乗客を乗降させた。
 JR西日本によると、男性運転士が4両編成の列車を6両編成と勘違いし、停止位置を誤ったという。
乗客にけがはなく、列車にも遅れはなかった。

○<JR西>文書ずさん管理、部署で異なる図面 事故調指摘

 兵庫県尼崎市の福知山線脱線事故で、JR西日本が安全管理上必要な保安設備や運行関係の書
類を長期保存せず、部署ごとに異なる図面やデータを作成していたことが国土交通省航空・鉄道事
故調査委員会の調査で発覚し、事故調がずさんな管理だと指摘していたことが分かった。数値確認
などに手間取るなど事故調査に影響を与えたことから、同社は航空写真を使った線路図面の作成や、
設計図などを一括管理するコンピューターシステムの導入を決めた。国も鉄道事業法を改正し、安全
に関する文書管理を義務付け、違反すれば業務改善命令などが出せるようにした。
 同省関係者によると、事故直後に同社が事故調に提出した線路の図面は、事故以前に行われたカ
ーブの付け替え部分を反映していなかったため、尼崎駅を基点にした距離が実際より約450メートル
短くなっていた。このため事故調査は当初から混乱。線路の図面は調査に不可欠なデータとあって、
事故調が現場一帯を再測定する事態になった。同省は同社に対し保安監査も実施したが、契約書類
や発注図面など最小限の書類しか残っておらず、こうした書類作成のために使われた基本データの
多くは社内規定などにより原則3年で処分されていた。
 また、87年の同社発足後、施設、電気など各部署が保安設備の図面を統一せず、信号やATS(自
動列車停止装置)、電柱などの位置が違う図面を基に工事をしていたことも判明した。

○無資格の運転士が1年9か月乗務、採点ミスでJR西

 JR西日本は28日、運転士の資格試験で採点ミスがあり、合格基準に達していない20歳代の運転士1人が2004年7月から1年9か月にわたって乗務していた、と発表した。

 同社はこの日、運転士を乗務から外し、国土交通省近畿運輸局に報告、同運輸局は同社に警告書を交付した。この運転士は、05年2月、信号を見誤ったため、別の線路に侵入するミスを犯し、厳重注意を受けていた。

 同社などによると、運転士は米子支社所属で、山陰線などで乗務。列車の運転に必要な動力車操縦者免許の国家資格を得るため、同社社員研修センター(大阪府吹田市)で講習を受け、04年1月に修了試験を受験した。
11科目のうち、ディーゼルカーの動力伝達の仕組みを問う筆記試験1科目で、同社の講師が採点を誤り、実際には点数が8点足りないのに合格していた。

○<JR西子会社>寝台特急の着服で33人処分 食堂車従業員

 寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)の食堂車従業員らがコーヒーの売り上げの一部
を着服した問題で、JR西日本の子会社「ジェイアール西日本フードサービスネット」(大阪市淀川区)
は30日までに、従業員ら計33人を処分した。刑事告訴はしないという。
 昨年12月の問題発覚後の調査で、33人が1人1320〜約70万円、計約500万円をそれぞれ着服
していたことが判明。処分内容は懲戒免職12人、諭旨免職6人、出勤停止6人、減給2人、訓告5人、
厳重注意2人。管理責任を取り、大内謙社長ら6人も役員報酬減額などの処分とした。
 同社によると、着服額は総額約1400万円に上るとみられる。残りの約900万円について退職者73
人を調査したが、連絡のついた16人は関与を否定。同社は「直接的な証拠もなく、これ以上の追及は
不可能だった」としている。

○<JR元社員逮捕>数年前から新幹線回数券を偽造 大阪府警

 大阪府警摂津署は2日、新幹線回数券を偽造したとして、兵庫県姫路市久保町の元JR西日本
社員、潮伸容疑者(46)=4月28日付で懲戒解雇=を有価証券偽造容疑で逮捕したと発表した。
同署は余罪6件も確認しており、潮容疑者は「数年前から繰り返し偽造していた。切符は金券ショ
ップで売りさばき、競馬やパチンコ代に充てた」と容疑を認めているという。
 調べでは、潮容疑者は昨年12月11日、勤務先だったJR東海道線千里丘駅のみどりの窓口で、
乗り越し精算済みの新大阪―東京間の新幹線回数券1枚(1万3240円相当)を切符発券機に入
れて不正に操作し、有効な同区間の回数券1枚を偽造した疑い。
 同社が発券機を点検した際に不正操作が分かり、今年1月に被害届を提出していた。

JR西日本はこんなにも不祥事を起こしている鉄道会社です。JR西日本とその関連会社(日本旅行・コンビニハートイン)の不買運動を実施し、JR西日本を日本国から追い出すべきです!

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