JR西日本の尼崎電車脱線事故からまもなく1年になる。
100人以上の尊い命が奪われ、JR西日本の安全より利益、身内を大切にする企業風土が浮き彫りになり、とても悔しくて悲しい大事故であった。
そもそもJR西日本は信楽高原鉄道の事故でも信楽高原鉄道への責任転嫁があった。
また、アーバンネットワーク・北陸特急以外の放置プレーは重大な問題である。

あわせて、4月6日総武線幕張近郊で電車脱線事故を起こしたJR東日本はこの近辺レールの損傷があったにもかかわらず放置をしてきた。この事故は国鉄千葉動力車労働組合によると、「幕張近郊では事故が多いことを認識していた」と記述されている。

話はJR西日本に戻る。私が北陸に住んでいた頃、JR西日本にお世話になっていた。しかしいつもJRで行き帰りするといつものように列車が遅れる。こんなJR西日本がいやで私鉄でいけるところは少しでも高くても私鉄で行った覚えがある。そう、JR西日本は遅延の嵐なのだ。1分でも遅れたら日勤教育で人(労働者)を追い込み自殺させる。JR西日本に被害にあった労働者がいっぱいいることだろう。少しでも得たい利益のために。

こうしてJR民営化は利益のみを追求し、労働者のことを考えていない。同時に安全面の考慮をなされていない。結論として日本国はJR民営化をやめ、日本国有鉄道を復活させるべきだと思う。

国鉄はいろいろな問題(昭和48年:上尾事件での順法闘争)を抱えているが、列車のダイヤや安全性、労働者の基本的人権は保障されてきた。近年、日本は不景気である。また今年から、団塊の世代の大量退職が始まる。日本国は国鉄を復活させ、いままで廃止してきた路線(採算性合わない所は除く)を復活させ、また国鉄が建設しようとした路線(例:岩日線とか)の建設を行うべきだ。そうすれば、路線の建設にあたる労働者の確保が必要となり若年層の雇用がとれる。まさにいま日本国は国鉄復活の時である。

コメント